中路啓太 『ミネルヴァの旗を立てよ』の連載(「本の旅人」)が終わりました。

 連休初日に、息子が遊びに来ました。
 某役所で、国際交流の仕事をしているのですが、仕事で揉まれているせいか、来訪連絡メールも的確だし、私の好物を手土産にするし、何よりも、来てから妻との会話を聞いていると、妻が「えっ?・・」と言ったりすると、すぐ、易しい言葉に言い換えて話すなど、すっかり、気遣いも、成長したのに、親ながら感心しました。

 さて、出版社のPR小雑誌「本の旅人」(角川書店)5月号は、〈読みで〉がありました。
 まずは、中路啓太 『ミネルヴァの旗を立てよ』が〈完結〉しました。岸信介の戦中・戦後の伝記的な物語ですが、毎回、すごく長文なんです。ぎっしりの3段組み、20頁はあります。

 ポイントは、なぜ、憲法改正にこだわるか、で、現政権のバックアップの趣も無いではありませんが、それはそれとして、貴重な通史、政界裏面史ではあります。
 ま、岸引退後、不遇のニクソンを、(商社の金で)日本に招待し、ゴルフをするなど、親交を深めたから、ニクソンが大統領就任後、佐藤内閣で沖縄返還がすんなり行った、などちょっと贔屓がすぎるような記述もありますが。

 この連載と、これまたえらく長い、20頁ほどの、馳星周 『新宿ゴールデン街セレナーデ』も、著者の自伝的な部分も含まれていて、読みでがあるんです。
 もう一つ、中山七里  『カインの系譜』が、連載2回目で、すこぶる面白い。中国マフィアが登場かなあ・・。

 本誌特集の、宮部みゆき  『あやかし草子 三島屋変調百物語伍之続』。迂闊ながら、《三島屋シリーズ》の、これまで4巻、未読でした。早速、第1巻、『おそろし』から読んで行こうと思います。

 末筆。前回悩んでいた、メガネ。買うことにしました。担当した、店員さんも、気持ちがよかったから。私、ああいう、お姉さんぽく、てきぱきしたヒトに弱いんですよね。★